歯を失った場合の治療法として最近人気なのがインプラントです。簡単に言うと顎の骨にボルトを埋め込んで骨との結合を待ち、人工の歯を付けるという方法です。見た目が美しいのはもちろん、自分の歯と同じような噛み心地というのが一番の魅力です。従来の義歯やブリッジでは自分の歯の2、3割程度の噛み心地しかなかったのですが、インプラントは自分の歯と同じような力で噛めるのです。
これが一番のポイントなのです。抜歯経験のある方はわかるでしょうが、噛めることは非常に重要なことなのです。自分の歯であれば硬い物でも力を込めて噛み切ることができますが、これが義歯やブリッジとなるとそう上手くいかないのです。特に義歯となると2、3割の咀嚼力となるので硬いものは食べられなくなるのです。
それに総入れ歯ともなると、前歯で噛み切ることができないので、前歯で噛み切る系の食べ物はNGとなるのです。このように咀嚼力というのは食事を美味しく食べる上で絶対に欠かせないものなのです。インプラントであれば自分の歯と同じような力で噛めるので、それほど硬い物でもない限り気にせずに好きなものをどんどん食べることができるのです。食事はエネルギー補給のための生きるために欠かせない行為ですが、人間の場合それ以外にも美味しく食べるという楽しみの一つなのです。
歯を失って食べる喜びを失ったとしても、インプラントにすることで食べる喜びを再び取り戻せるようになるのです。